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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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マクロビオティックについて
ちょっとまじめに考えてみました。もちろんきっかけはこちらのコメント

で,今のところの結論としては,当時の発想としてはかなり合理的な思想だったんじゃないか?とちょっと偉そうですが,今さらながらに見直してしまいました。

マクロビオティック的な食材に関しては,この辺を参考に勉強させていただきました。ざっと読んでみるとこのページは「一物全体」という思想にこだわりすぎているんじゃないかな?と思わされる部分(牛や豚を丸ごと食べるのは不可能だから,避けたい食材に該当するなど)があったりするのですが,白米ではなく玄米を食べる方が良いというのは,肉食が一般的ではなかった当時の食料事情を考えると不足しがちなビタミンB1の補給には効果的だったのだろうな,と想像できます。

ビタミンB1は,玄米では豊富に含まれているものの白米では失われてしまう栄養分の代表格です。戦前の軍隊で流行していた脚気が,玄米を食べさせることで患者を劇的に減らすことに成功したという逸話は非常に有名です。

玄米と白米の栄養分の比較は,こちらのページが非常に詳しいです。ただ,このページでは「玄米並のビタミンB1を補給するためには牛肉でも1.2kgが必要なので,他の食材で補填するのは不可能である」などという内容の記述がありますが,これは明らかに間違いです。なぜビタミンB1の含有量が少ないことが知られている(参考)牛肉と比較しているのか,その意図が理解しにくい(あるいはわかりやすい?)のですが,豚肉ならその1/10以下(一日に必要なビタミンB1は1.0 mg程度ですので,豚ひれ肉ならば100gちょっと)食べれば充分な量を確保できます。緑黄色野菜などと組み合わせるなどすれば,サプリなどに頼らなくても充分補填可能です。

しかし,十分な量の豚肉を摂取することが難しかった明治~戦中・終戦直後の時期を考えると,玄米は貴重なビタミンB摂取源として非常に有効だったと思います。またビタミンB1は水溶性のビタミンなので過剰量摂取しても問題ないですが,過剰分は体内で代謝され,速やかに尿として排出されてしまいますので,一定量を日常的に摂取することが必要です。そう言う意味でも,栄養学的な知識が乏しかったこの時代に主食からビタミンB1を摂取するやり方を提唱するというのは極めて理にかなっています。

同様に,ミネラルや食物繊維の補給源としての玄米や海藻類も重要なものだったと考えられます。この両者はこれらの成分を潤沢に含んでいる他,長期の保存・輸送に耐えた後でも成分の劣化がそれほど見られません。これは,新鮮な野菜や肉が手に入りにくかった時代には,非常に貴重な食材です。

また,もう一つ重要なファクターとして,これらの食材は当時の感覚から言ってもかなり軽んじられていたと言うこともあげられるでしょう。ともすれば「玄米より白米の方がうまいから健康にいい」と思われがちだった当時の状況を考えれば,栄養学的に優れたこれらの食材を大々的にアピールすることは,非常に重要な活動だったと思います。肉はもちろん,地域によっては新鮮な魚(塩漬けの魚を大量に摂取することには弊害がありますし)も手に入りにくかった時代に,豆を積極的に食べることでタンパク質を補うというのも非常に合理的です。

さらにどうしても「他所から取り寄せたもの」は高価になりがちなために珍重されやすいわけですが,当時の輸送能力や流通システムを考えれば,そんなものよりも地元で取れた新鮮なものの方が栄養価も高く健康にいい上に安く手に入るのは当然です。それを考えれば「身土不二」という考え方も合理的です。どうしても味覚的には劣る玄米の優位性を訴えるためにも「一物全体」という思想も必要だったのかもしれません。

ただ,輸送・保存方法が向上し,国内の隅々まで新鮮な食材を流通させることが可能になった現在において「身土不二」の思想がまだ必要なのかどうかということについては疑問があります。「一物全体」も野菜などは根まで食べることを推奨しているのに,玄米は「種」しか食べない時点で微妙な矛盾が生じているわけですから,それほど強くこだわる必要性は感じられません。

もちろん旬の食材が美味で栄養分も豊富であり,値段も安くてすばらしい食材であることに疑問は持ちません。高脂肪・高カロリーな食材に偏らず,常にバランスを心がけることが大切なのはもちろんです。大根の葉など,捨ててしまいがちな部分にも豊富な栄養が含まれていることも良くあります。

しかし,「過ぎたるは及ばざるがごとし」という様に,過度な節制は禁物です。それに全ての野菜の根や茎が有用とも限りません。場合によっては,ジャガイモの芽のように体に良くないものもあるわけです。

動物性タンパクや脂肪分の不足は,大人はともかく子供には決して良いことではありません。適量の牛肉から与えられる良質のタンパク質は,子供たちに(もちろん大人にも)強くたくましい体を与えてくれるでしょう。また,海外から輸入された色とりどりの果実たちは,日本産の果実よりもより多くのビタミンCをおいしく補給させてくれるかもしれません。また,世の中には「土壌の関係で日本産の野菜よりも外国産の野菜の方がミネラルが豊富に含まれている」と主張する方もいます。

そして一つ思い出して欲しいのは「無駄に思えるちょっとした贅沢」をすることで,人は精神的なゆとりを感じ,優しくなることができます。苦行の果てに悟りを開き,大きな広い心を獲得する方もいらっしゃいますが,我々凡人にはなかなか難しいものです。白砂糖の与えてくれる純粋な甘さは心に潤いをもたらし,脳に活力を(化学的にも精神的にも)与えてくれます。確かに黒糖や甜菜糖といった他のいろいろな種類の砂糖たちにもそれぞれ独特の風味があり,非常においしいです。でも,それが感じられるのは白砂糖を十分に堪能しきったから言えることではないでしょうか。贅沢にも白砂糖の甘さに飽きてしまったが故に,別の風味を珍重したくなるだけではないでしょうか。そうでなければ,なぜ人々は多大なる手間をかけて精製を繰り返し,白砂糖を手に入れようとしたのでしょう。そして,どうしてそのような手間をかけた高価な品が他の砂糖を席巻することが可能だったのでしょうか。それもこれも白砂糖が持つ純粋な甘さが人々に愛されたからに他なりません。

糖分は人間にとって,特に子供にとって必要な栄養分です。白砂糖が高価な当時を考えれば,「わざわざ白砂糖にする必要はない。(当時は)安価な黒糖や甜菜糖で十分だ。」というアピールはやはり有益なものであったでしょう。しかし,大量生産技術の確立という恩恵により白砂糖が最も安くなった現代においてもそれは必要でしょうか?黒糖などにはミネラルが多く含まれるという話もありますが,良質なミネラルを含む新鮮な野菜が簡単に手に入るようになった現代において,ミネラルを補給するために高価な砂糖をチョイス「しなければならない理由」は何でしょう。もちろんこれらをチョイスする理由はあります。ちょっとした心の贅沢のためです(^^) でも,摂取しなければ健康を維持できないわけではありません。手段はどうあれ,最終的な栄養バランスさえ取れていればいいはずなのですから。

ちなみに,時々残留農薬成分が玄米中に含まれる米ぬかの部分に蓄積しやすいという批判をする人もいますが,こちらは特に気にする必要はないでしょう。実際問題として,現在使われている農薬は非常に分解性が高いため,健康被害を与えるために必要な量どころか,規制基準を満たす程度の量(数十年間毎日食べ続けて初めて健康被害が現れる量の1/10~1/100以下)を残留させることすら非常に難しいです。

ということで,ちょっと横道にずれてしまいましたが,マクロビオティックが持つ思想の源流そのものは,貧しかった時代の日本において非常に有益で合理的な食生活をもたらす可能性を持ったすばらしいものであったと思います。

しかし,現在においてこの求道的な思想がいまだに必要かと言われると,疑問を持たざるを得ません。あまつさえ,「マクロビオティック的」であることを宣伝文句として高値をつけた食材を売る業者にいたっては以下略,と言ったところです。

と言いつつも,マクロビオティックや栄養学については素人同然の私ですので,いろいろと間違いや誤解などがたくさんあると思います。ということで,何かありましたらご指摘・ご意見いただけると助かります。よろしくお願いいたします。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

雑談 | 12:26:42 | Trackback(0) | Comments(8)
コメント
やっぱりいつの時代も
人々は、安心で安全で、安くて美味しいものを食べて健康に生きたいと願いますもんね。そういうとこに目をつけて、ここぞとばかりにアピールする業者に、私はよくひっかかっていたと思います。これからも可能性はありますが、やっぱり見極める力をつけたいですね><
玄米の話は「なるほど!」と思いました。私は玄米を食べようと頑張った時期はありましたが、どうしても白米を恋しく思いできませんでした。でもそれでストレスになるのならやめとこうと思って。
「ちょっとした心の贅沢のために」これも、とてもよくわかります。ラウリル硫酸ナトリウムを避けて、無添加の製品を使っていたときの私は、そうだったんだろうなあ・・・と。
ビタミンB1は、玄米ではなくて違うところから摂取して健康につとめたいと思います。詳しく解説していただき、ありがとうございました^0^
2009-03-27 金 15:06:47 | URL | ちぃ [編集]
ぷろどおむさん、はじめまして。
経皮毒について調べていてたどり着き、それからずっとROMっていました。

ちぃさんのような考え方は特別でもなんでもなく、普通に生活している人はみんな引っかかってしまうんだと思います。そういう引っかけようとする人たちに対して純粋に怒りを覚えますけどね。
ちぃさんに、また生活用品や食品に対して不安でいっぱいな方々に安心と安全に関しておすすめの本を紹介したいと思います。

安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%80%82%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%81%E5%AE%89%E5%BF%83%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E2%80%A6%E2%80%95%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%B8%AD%E8%B0%B7%E5%86%85-%E4%B8%80%E4%B9%9F/dp/4480064494/ref=pd_sim_b_2

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9-%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%84%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%A8%E3%83%8B%E3%82%BB%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9D%BE%E6%B0%B8-%E5%92%8C%E7%B4%80/dp/4334033989/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1238154966&sr=1-1

現在私たちが日常的に使うものは安全です。
でもどうして安全なのか理解できないと安心できませんよね。
安全と無害であるということは同じ意味ではありません。でも、極めて無害であるとはいえます。以上の本ではリスクマネジメントに関してわかりやすく書いてあります。もしお時間があれば読んでみることをおすすめします。

また、目からウロコの化学物質30話も同様にわかりやすく書いてありました。基本的なことばかりで量に対して少し高いかな?と思いますが、個人的には発がん性Group4に関して疑問だったので面白い話を見ることができたと感じましたね。また、基本的なことをきっちり抑えているので初学者向けだと思います。


ちょっとエントリからずれてしまったので私のなんちゃってマクロビについて少し。
最近は発芽玄米なんていうものがあって白米と半々に混ぜて食べたりします。少し食感は違いますが、玄米と比べるとずっと食べやすいですよ。
また、最近食塩について調べることがあったのでスーパーで見てみたところ、塩化ナトリウムのみからできている食塩がないことに気が付きました。あとから塩化マグネシウムや炭酸カルシウムを添加してでも天然塩に近付けている製品が多くてびっくりしましたね。
たいていのミネラルやビタミンC、ビタミンEなんかは頑張らなくても普通に摂取できるのであんまり気にしなくてもいいです。
なるべく旬のものを食べる、偏った食事をしないというのが私のマクロビでしょうか(あれ?それはマクロビとは言わない?

最後に、邪魔になるようならAmazonのリンクは消してください。
2009-03-27 金 21:20:09 | URL | むいみ [編集]
むいみさんへ
オススメの本、ありがとうございました!
こういう書籍も、いろいろと出ているんですね。
でも私が熟読していた「経皮毒」の本も、2名の薬学博士の監修のもとで書かれた本だったので(T_T) 本もどれを読むのがいいのかさえもわからない状態でした・・・。
でも、ぷろどおむさんが紹介していた本と、むいみさんが紹介していた2種類の本、合計3冊アマゾンで買いました。3冊分、本屋で探すのは困難かなと思って、まとめて買っちゃいました。
届くのが楽しみです。この3冊、字が大きめだったり、初心者向けであるようですし、ゆっくりと読んでみます。この3冊を読んだら、今よりもっと、知識と視野が広がりそうな気がします。楽しみです^^
2009-03-28 土 15:24:28 | URL | ちぃ [編集]
Re: タイトルなし
むいみさん,はじめまして。コメントありがとうございます。

ちぃさんの様に,まじめに考える方ほどこの手のに惑わされてしまいがちなのだと思います。それだけに,この手の煽りには憤りを感じてしまいます。

ところで,本のご紹介ありがとうございました。二冊目の方は,実は私も持っていますが,紹介するのを忘れてました(^^; 一応読んだのですが,買ってから二年くらい経っているので,もう一度読み直してから,ちゃんと紹介させていただこうかと思います。

ちなみにAmazonのリンクを貼る時のちょっとしたTipsですが,実はAmazonへのリンクで意味があるのは「/dp/xxxxxxxx/」の部分だけだったりします。なので,上の二冊のリンクは
http://www.amazon.co.jp/dp/4480064494/
http://www.amazon.co.jp/dp/4334033989/
とすごく短くなってくれます。どうぞご活用下さい。
2009-03-28 土 22:11:18 | URL | ぷろどおむ [編集]
Re: むいみさんへ
ちぃさん,いつもコメントありがとうございます。

> でも私が熟読していた「経皮毒」の本も、2名の薬学博士の監修のもとで書かれた本だったので(T_T) 本もどれを読むのがいいのかさえもわからない状態でした・・・。

やっぱり,「○○博士」とかいう肩書きがあると信用度上がってしまうんでしょうか?私も博士号持ってるとかプロフィールに入れると,もう少し信用度上がったりするのでしょうか?

とは言え,昔々「末は博士か大臣か」と言われていた時代ならあれですが,今どきの博士号なんて「足の裏についた飯粒」扱いですから(^^;;; それほど大したものでもなかったりするんですけどね。なんて言っていると,偉大な先人たちの築き上げた信用の上にあぐらをかいてしまっているようで,心苦しいわけですが。
#そのココロは「取らないと気持ち悪いが,取ったからと言って喰えるものではない」

> でも、ぷろどおむさんが紹介していた本と、むいみさんが紹介していた2種類の本、合計3冊アマゾンで買いました。3冊分、本屋で探すのは困難かなと思って、まとめて買っちゃいました。
> 届くのが楽しみです。この3冊、字が大きめだったり、初心者向けであるようですし、ゆっくりと読んでみます。この3冊を読んだら、今よりもっと、知識と視野が広がりそうな気がします。楽しみです^^
ご期待に添えるようであればうれしいです。一応三冊のうち二冊は持っていますので,何かわからない内容があればご質問下さい。私の実力の範囲内でお答えできるようにがんばりたいと思います。

残念ながら消費者の不安を煽って小金を稼ごうとしている業者は後を絶ちません。しかも大半は煽られ不安に駆られてしまったが故に,真剣に考えて動いている人が何も知らない人をさらに煽ってしまっているという状況です。もちろん一番稼いでいるのは,一番上の方で「知っていて煽っている」少数の人たちなわけですが………。

いわゆる「化学物質」と呼ばれて嫌われているものの中には,確かに何かしらの問題があるものもあります。しかし,同じように「天然物」と言われているものの中にも,そのままでは人間に害をなすようなものがたくさんあるわけです。人類は長年の経験から取捨選択し,利用可能なものを利用してきました。でも,自然界,主に他の生物が生産してくれるものの大半はごく限られた量しか生産されず,そのため恩恵にあずかれるのは非常に限られた数の人たちだったわけです。

しかし,石油化学工業の発展により,それまではただの汚染物質でしかなかった原油から様々な有用物を生産する事が可能となりました。これにより,我々はある意味自然界にそれほど負担や依存をせずに生活する術を得ることができたのです。もちろん違った形での負担を与えることにはなってしまいましたが,産業革命や石油化学工業の発展無しに,人類がここまで隆盛を誇ることはできなかったでしょう。中国内陸部やアフリカ,北朝鮮などで煮炊きをするための薪として過度な伐採が行われ,大きな木が育たず,砂漠やはげ山が急速に広がっているなどという現状を聞くと,もし原油を精製して燃料を獲得する技術を人類が手にすることができなかっただけでも,いったい地球環境はどうなってしまっていたのだろうと,かなりぞっとしてしまいます。また,その他の分野に関して少し考えるだけでも,石油化学工業が無かったとしたら,人類は未だに数多くの病気や自然災害におびえる日々を送っていたのだろう,と言うことが容易に想像できて(というか,地球上にはそう言う状況にある地域の方が未だに多いわけですが)しまいます。

私は,科学技術は時に何らかの弊害を与えることもありますが,全体として非常に大きなベネフィットを人類に与え続けてきたと確信しています。これにはどのようなリスクがあり,それと引き替えに得られるベネフィットは何なのか。常に冷静に広い視野で判断できたらな,と思っています。
2009-03-28 土 22:25:13 | URL | ぷろどおむ [編集]
ちぃさん
私も勉強するために経皮毒の本を5冊ほど斜め読みし、1冊購入しました。
経皮毒は怪しいのか、とわかっても他の怪しい情報にどう対処していいかわかりませんよね。

経皮毒の本に関してはすべての本で、濃度(摂取量)の記載がありませんでした。濃度の記載というのは、
「腕の内側を1とした場合、頭は3.5倍、性器は42倍吸収量が高い」という意味ではありません。
「シャンプーにはラウリル硫酸ナトリウムが〇%入っておりそのうち×%が吸収され、それは△mgになる。日常的に摂取するのは危険である」といった具体的な数値がないことを言っています。
(おそらくぷろどおむさんの記事だと思うのですが吸収量を0.5%として計算していましたね。)

たとえば私たちは日常的に食塩を摂取しますがこの致死量は普段の摂取量の3~30倍程度です。この食塩は植物を枯らし微生物を殺す作用があります。でも危ないとは思いませんよね?それは安全だとわかっているのと同時に「量」の知識があるからです。
どんな毒物でも「毒性の強さ×摂取量(曝露量)」で危険性の高さが変わります。

どんなに危ないものでも致死量に満たなければ死にませんし、中毒量に満たなければ中毒症状は出ません。
反対にどんなに安全なものでも致死量を満たしていれば死にますし、常に摂りすぎていれば慢性毒性の症状が出ます。

物質の安全性を語る上で「量」の概念はとても大事です。
それは薬学博士ならば理解していてしかるべきですし、物質の危険性を語る上では常識です。私も専門ではありませんが必ず確認します。
どんなに「なるほど」と思っても「量」つまり「毒性の強さ×摂取量(曝露量)」の話がないもの、あやふやなものは眉に唾をつけて読んでください。

今回おすすめした本では「量」の概念をしっかりと学べると思います。
でも、これが絶対に正しいなんて思わないでくださいね(と本に書いてあります)。
これも一つの情報なんです。
どんなに感心しても鵜呑みにせず、「あれ?」と思ったら調べてみる。調べてみた結果ちぃさんはぷろどおむさんのページにたどりつき、また一つ情報を教えてもらいましたよね。
そういう程度でいいんだと思います。
2009-03-28 土 22:34:08 | URL | むいみ [編集]
ぷろどおむさん、むいみさんへ
いろいろとありがとうございます。掲示板のような使い方をしてしまって、申し訳ありません(>_<)
でも本当に、たすかりました。いろいろと流されかけて、私もラウリル硫酸Naがいかにわるいか、経皮毒の恐ろしさというものを、身近な友達に伝えていました。
私は別にだますつもりはなかったんですが、やはり親しい友達、親には危険を知ってもらいたくて・・・。親切心でやっていたとはいえ、こういう私が一生懸命伝えたら、それでまた知った人が不安にかられ、無添加食品にこだわっていって。。という感じで広がっていくんでしょうね。
むいみさんが読んだ本に書いてあること、私の読んだ本にも書いてありました、同じこと!!吸収率が腕の内側が一倍だとすると、性器が42倍で・・・って。それで恐ろしいと思って、布ナプキンにまでかえたんです!それも、普通の市販のナプキンでも大丈夫ということなんでしょうか。でも、布ナプにかえた一般の女性が、経血量が変化したとか生理周期が順調になったとか、いいことばかりコメントしてたので、これは本当なのかなあと思って。私は使い始めたばかりなので、まだ実感はできていないんです。でも柄も可愛く気に入ってるし、確かにコストがかからなくて良いので、使い続けるとは思いますが(^^)
私が読んでいた本にも、確かに「量」は書いてなかったと思います。それもその本の情報が正しいかを見極めるもとになりますね。勉強になりました(^^) 今まではそういうのさえも考えたこともなかったので・・・。量の概念、早く頭にいれたいです!!!むいみさん、どうもありがとうございます。ほんとに感謝です^^
私はあまり理解力がなく、難しい言葉に弱いので、購入した3冊の本もスムーズに理解ができないこともあるかと思います。ぷろどおむさん、もしわからなければまた書き込みしますので、よろしくお願いします^0^ 講演会をしてほしいくらい、とても頼りにしています!
2009-03-29 日 14:03:09 | URL | ちぃ [編集]
こんにちは。

Amazonのリンク、良いことを教えていただきました。
さっそく活用させていただきますね。
2冊目の本はAmazonの評価が気になって1年ほど手をつけずにいたのですが、買い控えて損をしたと思うほど良い内容でした。
私の場合は良かった本はすべて親に送ってしまうので参照したい本ほど手元にありません(苦笑)そういう意味でぷろどおむさんに紹介していただけるととてもありがたいです。

>ちぃさんの様に,まじめに考える方ほどこの手のに惑わされてしまいがち
本当にその通りです。
先日「石油系界面活性剤と塩を混ぜると固まるため、汗と反応したものが毛穴に詰まりトラブルの原因になる」という話を見かけたので調べてみたところ、これもかなり悪質な話でした。
まだ調べている最中なのですが、一通りは記事にしましたのでお時間がありましたら目を通してみてください。
http://kuroha.blog.shinobi.jp/Entry/95/


ちぃさんの布ナプキンのお話ですが、私も布ナプキンを持っています。可愛いですしコンパクトに収まりますしいいですよね。
でも面倒くさがりなのであんまり使ってません(^^;
今のナプキンは肌触りもいいですし吸収率もいいのであんまり心配なさらなくてもいいと思います。でもやはり布には負けるので、今度はコストパフォーマンスの関係で、かかる手間と快適さを天秤にかけて決めればいいと思いますよ。

というわけで私はこのへんでお暇させていただきます。
2009-03-29 日 17:03:48 | URL | むいみ [編集]
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