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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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ガンで死ぬ人は増えているのか
これについてはだいぶ前に書きました。「化学物質によりガンは増えている?

相変わらず長々と書いている文章ではありますが,結論は

今の日本ではガン以外ではそう簡単に死なない

ということでした。

ガンって言うのは,ある意味「老化現象」の一つでもありますので,完全に避けるのは非常に難しい病気です。個人個人の症例で代替療法により奇跡的に治ることもあるようですが,統計的に近代医療による治癒率と比較したデータは存在しません。なぜなら代替医療側にその様なデータがほとんどないからです。

近代医療により手を尽くしきった上で,代替医療に頼りたくなる気持ちは分からないでもないですが,闇雲に近代医療を批判し嫌悪して,最初から効果があるか無いかはっきりしないような代替医療にすがるのはお勧めできません。あまつさえ,死亡者に対するガンの割合が増加しているのは製薬会社とか国を牛耳る闇の組織の仕業だなんて話が出てくるようでは,笑い話にもなりません。過酷な労働条件に喘ぎながらがんばっている医療従事者や,1人でも多くの人たちが健康であるために,と,日夜治療法の研究に励む人たちに土下座して欲しいくらいです。どうしても近代医療が信用できない患者自身が勝負に出るならまだ自己責任ですが,少なくとも第三者が無責任に煽ったり勧めたりして良いものではないと思っています。

もう一度言います。近代医療の発展がなければ,「人間はガンで死ぬ前に死ぬ」ケースが圧倒的に多かったのです。この辺,近代的な出産法が確立する前は母子共に健康で出産を終える確率が50%前後であったことを忘れて,必死にがんばっている現代の産婦人科医を批判するのと根っこは同じですね。2,500g以下で産まれた赤ん坊が生き残れるかどうか心配されたのは,たった30~40年前の出来事です。100年前までさかのぼらなくたって,出産は母親にとって命がけの大仕事だったんです。それが妊娠=希望すれば無事出産,という認識を皆が持つようになるために,どのくらいの人たちがどれだけ苦労してきたと思っているのでしょう。

近代科学の発展が人間にとって害にしかならないというのであれば,なぜ産業革命以後,そして石油産業興隆後の世界で爆発的に人口が増えているのでしょうか。

そんな単純で明快な事実が証拠として目の前に提示されているのに,現代社会が人間にとって生きにくい社会であると考えている人が非常に多いというのは,私はとても不思議です。

自分たちが現代社会から普段どれだけ大きな恩恵を受けているのか,一度冷静になって考えるべきだと思います。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

気になる化学リスク | 19:36:04 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
ぷろどおむ様
初めまして。

私、農業をしておりまして、
農薬の危険性について検索していてたどり着きました。
読ませていただくと、農薬の話だけではなく興味深い話題が満載でこのところ睡眠不足の毎日です。

実は農業をしているといっても異業種からの転職でして、
10数年前までは普通のサラリーマンをしておりました。
何の基盤もないところからの出発で、ほかとの差別化を図るべく農薬や化学肥料を使わない生産物を売りにしてきました。
しかし私自身は以前から「残留農薬なんてたいした害はないんじゃないか」と内心では思っておりまして、農薬を使った普通栽培の野菜や米を食べるのに何の抵抗も感じてはおりませんでした。
この点についてはぷろどおむ様の過去の記事を拝見して納得させられました。
ですが実際農薬を使う立場からするとやっぱり怖いです。生産物を食べる人は残留している分だけですむんでしょうが、使う人間は下手をすると原液を吸い込んだりすることもある訳で、実際私も知り合いの老人に頼まれて殺菌剤を散布したことがあるのですが、マスクをしていても終わった後いくらうがいをしてものどのいがらっぽさがとれなくて閉口した憶えがあります。近所でも除草剤を吸い込んでしまって具合が悪くなって寝込んだ人もいて、以前から比べれば低毒性になったとはいえ殺虫剤などは劇物や毒物に指定されている薬が目白押しで、できれば使いたくないと考えている人が大部分だと思います。

まあそんなこともあって私は農薬を使わないことにしているのですが、よく有機で作った農産物はおいしいといいますよね。有機栽培と慣行栽培での厳密な比較なんてほとんど不可能だと思いますし、そもそもおいしいかまずいかなんて個人の感覚の問題なので比較の対象にすらならないかもしれませんが、私の個人的な意見としておおむねあたっていると思います。もちろん例外もあって慣行栽培でも上手な人が作ったものは甘みもあって何ともいい味がしますし、有機栽培といっても全然おいしくないものもあります。
農産物の味の善し悪しは一言でいって健全に育っているか否かにかかっていると思います。栽培されている野菜や穀物なんて人間の都合のいいように作り替えられた奇形だとの話も伺っておりますが、芽が出て葉をつけ花を咲かせて実を結ぶ一連の過程で極度のストレスにさらされることなく順調に経過したものは見た目も美しいし食べてもおいしいものです。
また病気や害虫に対しても抵抗力がついて農薬も少なくてすむみたいです。(それが植物が作り出した毒物だとのお話も承知しております)そのための管理にはやはり化学肥料だけではだめで有機物の投入は不可欠です。土中の微生物によって分解されあるいは再合成されたビタミン類やミネラル分などといったものが作物の健全な生育に役立っているようです。この辺りは人間を含めた動物もにたようなものではないでしょうか。

私のところでは米ぬか、落ち葉などを原料に微生物を培養した発酵肥料なるものを作るのですが、そのとき微生物による有機物の分解過程で鉄やカルシウムなどのキレート化、錯体化が起こり、吸収率が飛躍的に高まるとの説を耳にしました。そのキレート化、錯体化というのがよくわかりません。調べ方が悪いのかネットで検索してみても今ひとつ理解できません。そこでキレート化、錯体化についてわかりやすく解説していただけませんでしょうか。
冗長な文章で申し訳ありません。適当に添削していただいて結構です。

よろしくお願いいたします。
2010-04-28 水 01:07:13 | URL | ワイルドベリー [編集]
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