■プロフィール

ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー
■FC2カウンター

■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)
(2009/11/30)
畝山 智香子

商品詳細を見る


遅ればせながら、食品安全情報blogの著者である畝山智香子さんが書かれた「ほんとうの「食の安全」を考える」を読みました。正直、食の安全に興味のある人全員にこの本を読んでいただきたいというのが,読了後の素直な感想です。本当に素晴らしい本でした。

特にいろんなものの発がん性リスクが気になってしかたがないという方は,必読です。こんな事を言っては叱られてしまうかもしれませんが,せめて図書館かどこかで読むだけでも読んでいただきたいと思います。でも,巻末のデータ集は必見ですから,できれば手元に置いておかれることをお勧めします。このデータ集に記載されているような適切な情報をもっと広める必要が大いにあると強く思います。

というか,食の安全に関わる記事を書きたいと思っているマスコミの人たちは,全員これを一読してから記事を書くべきだと思います。もし,それでも読者の不安を煽るような記事を書きたいのであれば,この本に書かれている内容に対する有効な反論を書いてからにしていただきたいです。

さて「健康を考えれば数多くの食材をバランス良く摂取することが大切だ」という話は良く聞くわけですが,本書ではこのことをリスク分散の観点から強く主張してます。

確かに少し考えれば当然のことではあるのですが,正直言って個人的には目からウロコの気分でした。同じ冷凍食品を買うにしても,「これならば大丈夫」などと言ってひとつのメーカーにこだわるよりも,ゼロリスクなどという幻想にとらわれず,そのメーカーの製品にも万が一のリスクが存在していることを素直に認められれば,単独のメーカー,単独の商品を信用しすぎるよりも,様々なメーカー,様々な生産国,様々な種類の食材を購入する方がリスクマネジメント的には非常に有利であることはすぐに理解できると思います。

もちろん栄養バランスを整えることも健康に対するリスクを減少させる重要なファクターであることは確かなのですが,意図的かそうではないかを問わず,食品に有害性のある物質が混入しているリスクを考えれば,それぞれの有害物質の摂取量を最低限に抑えるためにも,数多くの食材を広く浅く摂取するというのは,非常に理にかなった考え方だと感動しました。

さて,この本ではくりかえし現在用いられている食品添加物や残留農薬などが持つリスクは,「これまで長年摂取されてきたんだから」という理由で見逃されている天然成分の持つリスクよりも十分に小さいことが強調されています。また,既存の食材に含まれている成分の中には判断に必要なリスクの計算すら十分に行われていないものが数多くあることも指摘しています。

このような指摘を受けた中で,我々が取るべき態度はどのようなものでしょうか。

天然成分の恐ろしさに身をすくませますか

でもそんなことしたら,食べるものが無くなってしまいますね(^^)

ただひたすら楽観的に過ごすのも行き過ぎればろくなことにはなりませんが,我々の安全を守るために奮闘されている方々の存在に感謝しつつ,油断しすぎずに,でもやっぱり安心して日々を暮らしていければな,と思います。
スポンサーサイト


テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

本紹介 | 12:52:14 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。