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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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人間が出来ていないようですね>私
なんかこの件に関しては,私としてはすでに終わった話だと思って,特にコメントするつもりはありませんでした。でも,どうしても黙っていられなくなってしまったので,一点だけ。敢えてリンクも何も貼りません。読んでも何のことかさっぱりわからない方ごめんなさい。しかも,このあとは少々不快に感じられるような文章が並んでおります。本当にごめんなさい。

では,大変申し訳ありませんが一言だけ。

妄想と科学的論証を同列に扱わないでください


前々回のエントリでも散々書きましたが,疫学やメタ・アナリシスが「科学」の一分野として認められているのは,科学的な論法の元に第三者が検証可能な形で推論・検討が行われ,厳密な議論が進められているからです。第三者の検証を行えない形での思考実験は科学でも何でもなく,単なる妄想に過ぎません。客観的な根拠を示すこともなく状況証拠(だと自分が思っているようなモノ)を並べ立てただけで,きちんとした査読を受けて学術誌に掲載されたようなちゃんとした(しかもメタ・アナリシスの対象として採用されるレベルの)疫学研究と同列に並べると考えるなんて,誇大妄想にしてもひどすぎます。

数学における背理法だって,途中の議論が厳密であるからこそ,最初の仮定が仮定で充分なんです。化学や物理の分野(特に理論系)においても仮定から議論が出発することはありますが,仮定で始まっているからこそ,途中の議論にはより一層の厳密さが要求されるんです。

それにも関わらず,最初の仮定が曖昧で,途中の議論にも大した根拠やロジックが存在せず,無理矢理最初から決めていた結論に息も絶え絶えになってたどり着くような物語は,「推論」と呼んで良いのか,という点から怪しい気すらしています。どちらかというと,同じ仮定で出発し,途中の議論を厳密に検討していったら,背理法により最初の仮定を厳密に否定することが出来るんじゃないでしょうか。

その様なレベルの妄想と,厳密な科学議論の様式に沿って行われた疫学研究を同列においてる時点で,疫学はおろか科学における議論の一般的な方法についても,根本から何一つ理解してないことを宣言しているようなものです。そして,客観的な根拠を何一つ示すことの出来ない妄想と疫学を同列に扱うことは,疫学だけでなくその他の科学分野がこれまで築き上げてきた歴史をも不当に貶める行為です。その様な暴挙はとてもじゃないですが,許されることではありません。

末端とはいえ,自然科学の探究を生業としている者として見過ごすができませんでした。

というわけで,ちょっといつもよりきつい感じの文章になってしまいました。関係のない皆様,不快に思われましたら本当にごめんなさい。

次回は頭を冷やして,メートルの話をしたいと思います。
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テーマ:今日のつぶやき - ジャンル:ブログ

雑談 | 01:23:19 | Trackback(0) | Comments(0)
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