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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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サッカーにおけるフェアプレーとは[追記有り:100310]
こちらのブログには,サッカーの話は一切書いていなかったのですが,あまりの憤りにmixi日記だけでは止まれず,こちらにも少し書かせてもらいます。

日本時間の今朝未明に行われたクラブWC準決勝は,あのWC2002韓国ラウンドの悪夢を彷彿とさせるひどい内容でした。

ああいうプレーをするチームをサッカー界に残してはいけない。あんなチームをアジア代表として送り出してしまった他のアジア所属クラブチームは猛省しなくちゃいけないと強く思いました。

それにしても,一番情けないのはあんな最悪なプレーを評して「このチームはハートが強い」なんて解説をする解説者と実況です。もちろんろくな批判記事を書かない,新聞各社も同罪です。同じアジアだからといって盲目的に擁護する必要がどこにあるんですか。これだけ注目される試合なんですから,子供たちも見ているんですよ。「悪質なファール=勝利への執念」なんてことになってしまったらどうするんですか。

ベガルタ仙台は,去年今年と二年連続で超過密日程のJ2を最少のカード数で乗り切り,二年連続フェアプレー賞を受賞しました。この快挙に対し,本来賞金が設定されていないJ2フェアプレー賞であるにも関わらず,特別賞として250万円もの賞金が授与されました。

これを「厳しいチェックに行っていないせいだ」などと批判する人もいたようですが,そんなくだらない批判もJ2最少失点という実績の前にはかすみます。カードをもらうような悪質なファールをしなくても,失点は防げることをベガルタは証明したのです。ベガルタのJ2優勝やJ1昇格だけでなく,このことはもっと世に広められていいはずですし,私は今年のベガルタで一番誇れる部分は何かと問われれば,迷うことなくこの事をあげます。

こちらは,Jリーグから発表された「2009Jリーグ アンフェアなプレーに対する反則金」というニュースリリースです。

J1の上位には,磐田(21),山形(23),清水(36),F東京(46)と並んでいます。(()内は,反則ポイント)

下の方を見ていただくとJ2のランキングが並んでいるのですが,ダントツトップは当然ベガルタ仙台の17ポイントです。これは,J1トップの磐田(21ポイント)よりも少ない,つまりJ1,J2通してベガルタは反則ポイントは最少であったと言う事です。

それでもたった4ポイント差じゃないかという人もいるでしょうが,今季のJ1は18チームによる二回戦制34試合であったのに対し,J2は18チームによる三回戦制でしたので,なんと51試合もあったのです。ですから,当然一試合平均の反則ポイント数は磐田の0.62に対し,ベガルタは0.33と約半分となっており,いかにベガルタ仙台がクリーンなプレーをしてきたかと言う事が良くわかります。

ただ,微妙に残念なのはJ1最少反則ポイントの磐田は,今季J1最多失点チーム(60失点)であったりします。得点ランキングでは,川崎(2位),G大阪(3位),広島(4位),鹿島(1位)に続く第5位であるにもかかわらず最終順位が11位と低迷したのは,この失点の多さが効いていたわけですが,その要因として「厳しいチェックが少なかった」と言われる原因になってしまいそうです。

しかし,反則ポイント数が磐田に次いで少なかった山形(23ポイント,1試合平均0.68)は,リーグ5位タイの40失点というすばらしい結果を残しています。今季チーム史上初めてJ1に挑戦し,資金力も小さく(去年の予算時で約11億(PDF),H20年度のJ1平均が34.6億,トップの浦和は約71億(参考PDF:2008年度(平成20年度)Jクラブ個別情報開示資料)),得点力もリーグ17位であったモンテディオ山形が見事に残留を果たしたのは,この堅実な守備があったからこそだと思いますし,反則が少ない分フルメンバーで戦える試合が多かったことも見逃せないでしょう。もちろん,反則ポイントが少ないからと言って必ずしも失点が多いとは言い切れない証拠も見せてくれています。来年ベガルタと行われる予定の,東北ダービーが楽しみです。

同様に反則ポイント3位の清水は7位(41失点),4位のF東京は4位(39失点)と上位につけており,どちらかと言えば磐田が特殊例だったことを示しています。

反対に反則ポイントが一番多かった柏(121ポイント,平均3.56(先ほどの表は間違ってるみたいです))は57失点(17位)と大量の失点を重ねています。また,次に多かった名古屋(116ポイント,平均3.41)は42失点(8位),その次に多い浦和(100ポイント,平均2.94)は43失点(9位)と,当初の期待を裏切る不本意なシーズンとなった原因が垣間見える結果となっています。

ただ,J2の方に目を向けると,正直仙台以外はどうしたものかという数字が並びます。最終ポイント数の多さは試合数が多いから致し方ないとは言え,1試合平均ポイントでもJ1にくらべると多い印象を受けます。このあたりは,やはり純粋にDF技術の差が現れているとしか言いようが無いかもしれません。

J1に比べれば,やはりどうしても落ちているはずの攻撃陣相手に,より多くのファールを与えることでしか止められないという事実の前には,「J1昇格にかける思いが違う」などという言いわけは通用しません。というか,通用させてはならないと思います。

警告をもらってしまうようなファールは,その一瞬のピンチを防ぐことが出来るかもしれません。しかし,累積警告数が増えれば,試合に出場できなくなります。正念場の試合に主力選手が出場できないという事態が,どれだけチームに悪影響を及ぼすかなんてことは,誰にでもわかります。また,万が一の場合,相手の選手生命を縮めてしまう可能性すら秘めているのです。これは,日本サッカー界はもちろんのこと,世界のサッカー界においても大きな損失です。

過去,どれだけ大きな才能が怪我により失われてきたでしょう。仙台・山形をJ1に押し上げてくれた功労者である財前選手は,若い頃に背負った怪我さえなければJ2にいるような選手ではありませんでした。あの中田英寿選手が「今まで見た中で一番すごいと思った選手」という質問に,迷うことなく「財前くん」と答えたという逸話は有名です。

先日の天皇杯・川崎戦で値千金の決勝ゴールを決めた平瀬選手も怪我に悩まされた一人です。彼はシドニーオリンピックでは主力として活躍し,これからの日本を背負うFWとしてかなりの注目を浴びていたすごい選手なのです。正直言って,彼も本来ならばベガルタのような地方の弱小チームに来るような選手ではなかったはずなのです。

もっとメジャーどころで行けば,元レッズの小野選手も1999年に行われたシドニーオリンピック予選のフィリピン戦で,相手DFから悪質なタックルを受け,靱帯断裂の大怪我をしてしまいました。そして,それ以降怪我がちとなり,日本サッカー界のキングとして君臨することを期待された天才は,その輝きを減じてしまうことになりました。

また,今はキャスターとしてその軽妙な話術で人気を博している小倉隆史選手は,その昔「レフティモンスター」と呼ばれ,わずか20歳でオランダに渡り,2部リーグ所属のチームでレギュラーを確保。チーム得点王の称号と共に堂々と帰国し,カズの後を継ぐ日本のカリスマFWとして君臨することを期待され,またそのことを誰1人疑う人はいなかったほどのすごい選手でした。しかし,アトランタ五輪最終予選直前の合宿で右足後十字靭帯を断裂。以後,怪我と戦うことを強いられることとなり,若い頃に見せてくれた輝くようなまばゆい光はすっかり見られなくなってしまいました。

世界に目を向けても,ちょっと古い話で恐縮ですが,ACミランの全盛期(なんとセリエAを無敗で優勝したりしたのです)にオランダ・トライアングルの一角として伝説的なゴールを量産したファン・バステン,イタリアの至宝と呼ばれたロベルト・バッジョも怪我に悩まされたことで有名なスーパースターです。

また,優勝候補として絶対視されていた2002WCのフランスは,本大会直前の練習試合において,韓国選手からの悪質なファールにより絶対的なエースであり主将だったジダンを失い,一次リーグでの敗退を余儀なくされました。彼の選手生活の中でほぼピークを迎えていたはずの大会であっただけに,この怪我によりどれだけ数多くのファンタジーが失われたのかと思うと,残念でなりません。

WC2002で活躍したロナウド選手も,試合中に負った怪我により,その輝きを失ってしまった選手の1人です。彼が怪我をしたのは1999年であり,直前に復帰して出場したWC2002でもその高い技術力で活躍を見せてくれたわけではあるのですが,WC1998フランス大会で彼が見せた,まるで加速装置でもついているかのような瞬間的な爆発力はすっかり影を潜めてしまいました。もし,あの怪我が無ければ,バルセロナFC時代,監督から「私の戦術はロナウドだ」と称され,「ファールをしても止められない」と言われた爆発力と,数々の経験を積み円熟した技術のハーモニーが見られていたはずです。

小野やジダンのような直接的なものもありますが,彼らが負った怪我の全てが敵から与えられた悪質なファールを原因とするものではありません。しかし,彼らは,みな絶対的なエースとして君臨したが故に,相手DFの悪質なファールに悩まされ続け,それにより怪我の回復が遅れ,悪化させてしまったことも,また事実です。そして,彼ら以外にも,怪我によりその才能の輝きを失い消えていった選手は数多く,枚挙の暇もありません。もし,もっとクリーンでフェアなプレーがサッカー界にもっと徹底されていれば,彼らはどれだけ多くの感動を私たちに与えてくれたことでしょう。

いわゆる「プロフェッショナル・ファール」という単語を聞くことがあります。時々この言葉を盾に,「ファールばかり気にしてるような根性無しは必要ない」などという暴論を吐く人がいます。しかし,「プロフェッショナル・ファール」に「プロフェッショナル」という単語がつけられて呼称されているのは,それなりの理由があるのです。ただの「ファール」とは一線を画すものとして評価されるべきものなのです。いくら自分たちのチームが勝つためとは言え,相手に怪我をさせたり,チームにとって害をなすだけ(すでに退場者が出ているのに,一発レッドをもらうなんて言うのは愚の骨頂)のものであったりするものは,「プロフェッショナル」などという称号を関するに値するものではなく,「愚かで悪質な危険行為」として唾棄されるべきものです。



それにしても,現在冒頭で紹介した浦項で唯一の日本人としてプレーし,今回のクラブWCにおいても唯一の日本人選手として参加している岡山選手は,昨シーズンまでベガルタでプレーしてくれていた選手です。残念ながら昨シーズン末に戦力外となり,今年の夏から韓国の浦項でプレーをしておりました。

でも,本当に切実に思います。

どこか岡山を日本に呼び戻してくれるチームはないのか

岡山はこんなチームにいていい選手じゃありません。もっと良い環境でプレーをさせてあげたい。

味方の悪質なファール直後(すでに三人もの退場者が出ていなければ,確実に一発レッド相当)に,泣きそうな顔で檄を飛ばしていた岡山選手の表情が,瞼から離れません………。

追記:2010/03/10
大事な選手のことを書き忘れていました。浦和レッズの田中達也選手です。彼は小柄な体ながら,卓越したドリブルとシュートセンス,そして献身的な守備への貢献を武器に研鑽を重ね,2005年ついに日本代表の座を射止めます。そして初先発となった中国戦で初得点を記録し,プレースタイルが非常に良く似たセレッソ大阪や日本代表で活躍し続けていた森島選手の後継者として今後の活躍が期待されていたのですが,同年10月試合中に受けた背後からのタックルにより右足関節脱臼骨折という大怪我を負いました。復帰まで要した期間277日。当然,代表選出が有望視されていた翌年のドイツWCを棒に振ることになったどころか,これ以降怪我がちになり,現在までの5年間一度もまともにシーズン通してプレーできる年が無いような状態になってしまいました。

そのような傾向が良いか悪いかは別にして,岡田監督好みのプレースタイルを持った選手であるだけに,この怪我さえなければ現代表チームの得点力不足が幾分かは解消されていたのではないかという思いは消せません。

アテネオリンピック代表にも選ばれ,次代を担う若手の俊英として期待されていた田中選手も28歳。そろそろ選手生活の終盤を迎えようとしています。本来であれば一番輝いていたであろう5年間を怪我との戦いに費やしてしまった田中選手ですが,ここからの5年は一番脂がのりきったプレーを見せられる時期です。まだまだ輝いていけるはずなんですから,ぜひもう一度ブルーのユニフォームを着た姿を見せてください。

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テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

雑談 | 15:32:03 | Trackback(1) | Comments(0)

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