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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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まずはここから始めたい
まずここを確認することが大切なんじゃないかと思いました。全然まとめられませんでしたが,最近思ったところをつらつらと書いてみます。

我々の体を構成している細胞や,その内部に存在しているDNAは,
自発的・多発的を問わず常に大量に壊されて死に続けています。


壊している原因は,自然放射線,体内に存在する活性酸素(酸素ラジカル),様々な化学物質(人工・天然問わず),それこそ数限りなく存在します。もちろんこれは人間に限らず,地球上に存在する動植物は全てそうです。

しかし,人間をはじめとする生物は,壊されるのと同等以上のスピードで細胞分裂を繰り返し,壊されるのと同等以上のスピードでDNAなどを修復することで,生き残ることに成功しました。

試験管内における分子レベルにおいて,DNAなどの生体物質はいとも簡単に壊されれています。これは細胞の中ではある程度緩和されますが,それでもどんどん壊されていきます。でも,細胞の集合体である個体はそう簡単に死にません。壊れた細胞は捨てられ,壊れるスピードよりも早く再生産されているからです。というか,壊されるのと同等以上に「壊して」捨てているのです。

今年のノーベル賞はそのような細胞を「壊すシステム」に関する研究が受賞しましたが,実は逆に「壊せなくなった」細胞とも言えるのががん細胞です。ある意味細胞やDNAが適切に「壊れる」ことは,生命にとって必要不可欠なものです。要するに健康に害を及ぼすか及ぼさないかというラインは,「壊れたかどうか」ではなく「壊れすぎていないかどうか」が重要なのです。

二つ目。

自然界には他者のために存在している存在などありません


植物は草食動物に食べられるために生きているのではありません。果実は一見動物に提供するために作られているように見えますが,どうやっても種を食われてしまう力なき植物が窮余の策として,多大なるコストをかけて果実を作り出し,大切な種が生存し自分自身の複製が拡散していく可能性を少しでも高めようとした結果に過ぎません。自分の大切な種を喰らう動物に自らが必死にかき集めたエネルギーを栄養として提供するために果実を作り出したのではありません。動物の方が,勝手に植物を自分の栄養に出来るような体を作ったのです。

自然界の生き物は,自らが生き残るために周りにあるありとあらゆるものを利用して生き残ろうとしています。そして,それぞれの持つどん欲さが非常に強かったがために,全てが利用し利用される形になり,見かけ上バランスが保たれているように見えるだけです。

自然界に体に優しいものなどありません。すべてのものは他者のために用意されたものなどではないからです。

現在の姿は,自然界にある様々なものを進化の過程で無理矢理利用できるように,生き物自身が自分の体を作り替えてきた結果にすぎません。ですから,当然利用する過程においてエラーも一定の割合で生じます。そして,そのエラーを修正するためのシステムを獲得できた種だけが,生き残っていられるのです。

今現在,生きていくためには必要不可欠な酸素を利用することですら,生命が進化の過程で獲得できた能力です。その能力を獲得する以前は,酸素は強力な毒でしかありませんでした。

酸素は非常に反応性の高い元素です。そのため非常に高いエネルギーを得ることも出来ますが,必ず発生し,エネルギーを得るためにも必要不可欠な活性酸素(酸素ラジカル)は,不必要な反応を引き起こし,生体構造そのものも破壊してしまいます。しかし,現在地球上に存在して酸素を利用している生命たちは,そのような破壊を修復するシステムを獲得しました。そして,酸素から得た膨大なエネルギーを使って,他の様々なものを自分の生存のために利用できるシステムを作り上げたのです。

無限に降り注ぐ太陽の光と,大地にはじめから存在していた無機物を利用する能力を獲得すると同時に,自らが創り出した酸素すら利用するという非常にしたたかな存在である植物は,この地球上における最初の王者でした。もちろん今でも,植物が君臨し占拠している領域は,最大のものでしょう。しかし,植物が得ることのできるエネルギーはごく微量であり,自らが生存するために使うだけで精一杯でした。

その植物を構成するセルロースを自らのエネルギー源として用いる能力を獲得できた種は,エネルギーを自ら生産するという部分にコストを割くこと無しに,植物が自分のために生産したエネルギーを奪い取ることに成功しました。これにより得た比較にならないほど大きなエネルギーは,自分自身を移動させる能力を得ることにつながり,その活動の幅を大きく広げることに成功しました。

さらに,多大なコストをかけて草食動物を始めとする他の動物を補食することで,その動物が自分のために確保したエネルギーを奪い取る能力を持った生命も誕生しました。植物が生産し,草食動物がため込み濃縮したエネルギーを全て奪い取り,自らの生存に使ったのです。

人間は力が弱く,他の動物を補食する能力に欠けていましたが,その代わりに火や道具を手に入れることが出来ました。特に火を手に入れたことにより,食料を長期にわたって保存することと穀物に含まれるデンプンを非常に効率よくエネルギー源とすることに成功しました。これは,安定的なエネルギー確保が可能となったことを意味し,常にエネルギー(食料)を探し続けなければならない他の動物たちと一線を画すことになり,「分業性」というシステムが成立する基礎を得ることが出来ました。

つまり,人間はこれまで他の動物たちが進化の結果としてしか獲得することの出来なかった新たなエネルギー源や種族としてより効率よく生き残るためのシステムを,「火を使う」という革新的な技術により獲得したのです。

もし人間が「火」を始めとする技術を手に入れていなければ,とうの昔に絶滅していたことでしょう。人間は「進化」のスピードを「技術」で超えることにより,この地上で生き残ることが出来たのです。人間が創り出した「技術」は,他の動物とは比較にならないほど広範囲のものを自らのために利用可能とすることができました。これこそが,人類が今まで生存し続けることができた最大の理由だと思います。

現在,ここまで増えることができた人類ですが,残念ながらまだ増えただけで,まだ人類は人類全てを養いきれてはいません。完全には無理かもしれませんが,貧困や病気,飢餓などから出来るだけ多くの人を救おうと思えば,究極的には道は二つ。さらに技術を発展させるか,人間自身が数を減らすかです。

私は技術の力を信じています。

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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

雑談 | 11:08:51 | Trackback(0) | Comments(1)

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