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ぷろどおむ

Author:ぷろどおむ
元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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コメントをいただきましたので
久々に復帰してみようかと思います。

かなりの長文でいただきましたので,一部抜粋させていただきました。また,話の流れの関係で,一部順番も変更させていただいております。どうかご了承下さい。

私は、公害が出ないエネルギーや燃料が開発できればいいなと普通に考える一般人であり、できるだけ健康には気を使っています。
原子力発電に賛成でも反対でもありません。

放射能や放射線の害とはいかに、と検索を続けて一年経ちます。
キーワードがその類であれば、だいたい、食品の放射線照射食品、突然変異を狙った育種食品、原子力発電所、がどんどん出てきます。
イギリスなど外国の原発や再処理工場地域の事六ヶ所村、青森県他、東北の農産物や海産物汚染、佐賀県の原発の海を泳いだらどうだとか、そこの魚介類や海藻を食べたらどうだとかいうものもあります。

私は東京人ですが、東北の海や三陸、福岡や佐賀などの湾や玄海灘でとれたもの、あるいはホームページによっては過去にアメリカが原子爆弾落とした長崎や広島、核実験を行なった地域には残留放射能がある、というものも存在するとあります。食べる物がありませんね。
いったい事実はどこにあるのかと言った疑問があります。


そのようなページを読んでいると,非常に不安に感じられるのは当然だと思います。私には何の意味があってこのように無駄な不安感をあおり立てているのか全く理解できません。

http://blog.livedoor.jp/nymy_4671/archives/400978.html
では、ぷろどおむ様がリンク先に書いている事に似ています。
これによると、プルトニウムの半減期が2万年4千年以上であるとか。
こういうのを一般人が見ると、ただ、もう脅かされている気持ちですね。
そんな先にも消えない猛毒が、微量であっても野に山に海にあるのですか。それなら、例え量は少なくても2万年以上も消えてなくならない。体内に入ったらそれこそ大変だ、と思います。
どう理解すべきなんですかね。全くわかりません。


まずこの手のものを考える時には,量的な関係をきちんと把握することが肝心です。「どんなに微量でも」などと言う人が良くいますが,そんなことを言い出したら,水も塩も摂取することはできなくなります。「水や塩とは,人間は長い間付き合い続けて来し体の中にも入っている」とも言いますが,放射線も生命が発生した時から付き合い続けている関係ですし,人間の体も必ず放射能を持ち,常に放射線を出し続けているのが現実です。そこから目を背けてはいけません。

また,確かにプルトニウム239はα線を出し続ける核種ですが,半減期が2万4千年と非常に長いと言うことは,非常にゆっくりとしたペースで崩壊(=α線を放出)していると言うことでもあります。地球上の生命は発生した時点から常に太陽や地殻内部から発生する放射線にさらされ続けてきましたから,一定レベル以下の放射線であればその影響から回復する手段を持っています。よく「放射線によりDNAや染色体が傷つけられる」とその脅威を喧伝する人たちがいますが,体内ではそれ以上のペースでいわゆる活性酸素やその他のものの影響を受けてDNAが破損しています。でも,特に深刻な問題が起きることなく,我々は生き続け子孫を残し続けてきました。つまりはそういうことです。

あと,さらに重要なことですが,六ヶ所から排出される可能性のあるレベルのプルトニウムが人体や周辺環境に悪影響を与えるのであれば,これまで地球上で行われてきた核実験などですでに全人類が滅びていてもおかしくありません。量的な関係を理解するというのは,そういうことです。

放射線照射食品、国内ではジャガイモの芽止めだけ許可があるみたいですが、放射線は残らないそうですね。
ただ、そばや大麦、梨などに放射線をあてて突然変異を狙っている種類もあるとか。これ、ケミカルアレルギーがあるから、そばアレルギー等がないのにわざわざ避けています。
下記
http://www.kcn.ne.jp/~azuma/news/Aug1999/990811.html
によると、「1965年以来市販ビールの多くは、X線照射によって突然変異を生じた大麦を使用している。そして、血液中のコレステロール濃度を低下させるひまわりの油、新種のトマト、ジャガイモ、唐辛子、米などの新種の作物が、放射線照射や化学物質によって生じた突然変異によって開発された。」とあります。これが本当なら、麦茶も大麦が原料ですよね。麦茶まで出回っているものには疑いがあり、飲まなくなっています。


まず最初に一点だけ。放射線が残る(放射能が残る??生じる???)ほどの線量を食品に浴びせていたら,とてもコストに見合いません。実験に使う目的で,ある程度の時間放射線を出し続けてくれるような放射性核種を人工的に創り出すにも,原子炉などから発生する高いエネルギーを持った放射線が必要です。それにそれだけ苦労しても特定の元素の中の,特定の核種しか創り出すことができませんし,得られる量も極めて微量で非常に高価です。放射性核種というものを人工的に創り出すのは非常に難しいことなのです。そんなに簡単に放射性核種が創り出せるのであれば,人類がエネルギー問題から解放させる日はそう遠くないでしょう。

また,放射線照射などにより突然変異を誘発した品種が気になるようですが,よく考えてみればこれは自然界で起きている突然変異や育種と何も変わっていないことがわかります。自然界で起きている突然変異には,当然自然放射線の影響を無視することはできません。また,これまで長年行われてきた人工交配による品種改良も,通常であればきわめて確率が低かった品種同士の交配を行い,劣性遺伝のように発現する確率が低い表現型(見た目,味,その他)を持つ品種を無理矢理維持して育てているわけです。これは,言い換えてみれば非常に効率の悪いやり方で遺伝子組換えを行っていると言うことに他なりません。結局のところ,目的のものを得るための効率が違うだけで,中で起きていることに本質的な違いはないのです。

客室乗務員は大変ですね。でも、問題になっていないのであれば、大丈夫ですよね。何か基準があるんですかね。


今のところ基準がないことが一番の問題です。実際疫学的な評価でも地上勤務の方に比べてリスクが上がっていることが指摘されていますので,本来は電磁波だとか六ヶ所何かよりも,もっと問題視されるべき問題だと認識しています。

東京で売っている魚介類や海藻などの海産物は、福岡や佐賀、長崎などの玄界灘産や東北や三陸産ものが多いですよね。食べない方がいいんですかね。それこそ長崎なんかアメリカが原爆落としてるしなぁ。
だけど害があるものを売っているかな、、、。でも六ヶ所村の半減期が何万年も先のプルトニウムなんかは、怖いですね。微量でも、微量ながら残っちゃうんですかねぇ。


この辺については,すべて杞憂であると断言させていただきます。詳しい説明は,私のブログの中でもさせていただいております。ぜひもう一度目を通していただければと思います。理解しにくい点があれば,ご質問下さい。できる範囲で回答させていただきたいと思います。

これから、色々学びたいと思っています。
ご教導いただければ、ありがたく思います。


知らないことに対してアレルギー的な反応しかしない方は残念ながら非常に多くいらっしゃいます。それにも関わらず,知らないことを積極的に学ぼうとされる態度には非常に感銘を受けます。私でお力になれることがありましたら,いつでもどうぞ。

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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

気になる化学リスク | 11:57:35 | Trackback(0) | Comments(7)

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