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ぷろどおむ

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元サッカー少年。今はしがない化学屋です。

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体に悪いのはどちら??
orioさんにご紹介いただいたおかげで,経皮毒関連に興味を持っていらっしゃる方にたくさんおいでいただいているようですが,気になる話を拍手コメントに入れてくださった方がいらしたので,ちょっとだけ。

>製品は食べても大丈夫という言葉を信じて、シャンプーや乳液を飲んでいるのですが、亜塩素酸ナトリウムという劇物が入っている商品もあって、どうにかして辞めさせたいと考えている所です。

え~と(^^;;;;;;; 無茶するご友人をお持ちのようで(^^;

薬品などの安全性についての情報を開示している「MSDS」という文書があります。
#MSDSはこちらのページ(関東化学)などから検索することができます。

そちらの記述によりますと

ラウリル硫酸ナトリウムのLD50(ラット,経口):1288 mg/kg
亜塩素酸ナトリウムのLD50(ラット,経口):350 mg/kg

となっております(^^;;;; 亜塩素酸ナトリウムの方がラウリル硫酸ナトリウムよりも(少なくとも急性毒性については)4倍も毒性が強いみたいですね(^^;;;;;;;;

LD50というのは半致死量と呼ばれるもので,今回の場合ラットに経口(口からの投与)した場合,体重1kg辺りこの程度の量を食べさせると「半数の個体が死亡する」という数値になっております。

ちなみに食塩のLD50(ラット,経口)が4000 mg/kg,グルコースが25,800 mg/kg,塩酸が900 mg/kgなんて値が報告されています。

このLD50という値は結構面白いというか,意外と我々のイメージと異なっていたりします。例えば発ガン性物質として有名なベンゼンはLD50で測定される急性毒性は意外と低くて1620 mg/kgですが,コーヒーやお茶に含まれるカフェインは192 mg/kg,ニコチンにいたっては50 mg/kgと結構高い毒性を持っていることがわかります。もちろん毒物として非常に有名なシアン化カリウム(青酸カリ)は5 mg/kgですから,桁が違いますね。

さらに言うと,亜塩素酸ナトリウムは劇物扱いですが,ラウリル硫酸ナトリウムは劇物指定されておりません。

まぁ,もちろんLD50が350mg/kgというのは体重60kgに換算すると21 gになりますから含有量を考えればそれほどすごい毒性を持っているというわけでもありませんが,あんまりおすすめはできませんし私も飲むのはご遠慮させていただきたいです(^^;

というわけで,口に入れるものの成分はしっかり把握してからにしましょう。というお話でした。皆様もお気をつけください。

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テーマ:手作り石けん&手作りコスメ - ジャンル:趣味・実用

気になる化学リスク | 11:18:53 | Trackback(0) | Comments(10)

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